裏声で歌えマズルカ

漫画とかゲームとか

オタク自分のベスト10作りがち

 

令ジェネと実写版シティーハンターを観て来たので、今年観ようと思っていた映画を一通り観終えました。帰り道に「せっかくだから2019年観た映画ベスト10でもやろう」と思い付きキーボードを叩いています。

 

尚、予め書いておかねばフェアではないと思ったので記入しておきますが私はFGOのシナリオを

2部3章>2部1章=1部3章>セイレム>1部7章以下不定

の順で評価しているオタクなので間違ってもDVDのレンタルや各種動画サービスを利用する際の参考にはしないでください。あと、ジャンルも偏っています。

 

 

第1位【劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer】

今年が平成でなければ2位が1位でしたが、今年は平成なので平成の彼氏面こと劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzerが1位です。

 

この映画、気持ちよく平成ライダーの後方理解者面出来る人間ほど楽しめるという特徴があるのですが、その狭すぎるストライクゾーンに収まってしまった身なので瞬瞬必生を胸にこれからもライダーとお付き合いしていきたいな、という。20年分の特定コンテンツへの思い入れにより楽しめるかどうかが決まる映画を私は他に知りません。この映画ばかりは去年にも来年にも生まれ得なかった、正に生誕した奇跡を祝うべき映画です。

 

円盤には興味が無かったのですが、反省会CDが滅茶苦茶気になってはいます。か、買わないんだからね!

 

第2位【えいがのおそ松さん

今年が平成でなければ1位でした。

 

何に驚いたっておそ松さんの制作陣がストレートにおそ松さんのファン層の見たいものを出してきたことに驚きました。ギリギリ人前に出せる綺麗なおそ松さんと言っても過言ではありません。全裸の成人男性が6人くらい画面に映りますけど。

 

後はファンから確実に金を搾り取ろうという各種企画の分も加点されています。そうです私がICHIポスターに釣られた駄目なオタクです。でもファンが欲しいものを提供して対価を貰っているのでWIN-WINですよ。

 

第3位【アクアマン】

こういうのがいいんだよ、こういうのが。という映画。私が映画に求めているものがアクアマンとダークナイトに大体詰まっています。映像のクオリティ!話がスッと頭に入ってくる脚本!キャラクターの立った登場人物!ヒーローの成長!バトル!殺陣!

 

……書き出してみると自分の単純さが見え隠れすることに気付きましたが、映画を見ている間ずっと観客を退屈させないぞ!という強い意志を感じる映画でした。続編が来て欲しいし、DCはJLは諦めてヒーローの単発映画だけ撮っていて欲しいです。

 

第4位【劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>】

GET WILDはズルいから来年から禁止にすべきだと思います。

 

冗談はともかく、全てにおいて丁寧に高水準で仕上げたアニメって面白いよね、という当たり前のことを再確認できる映画です。キョウリュウバイオレット目当てで行ったのに、劇場から帰るときは完全にタイヤを切りつけながら暗闇走り抜けていました。

 

第5位【スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム】

これは本当に微妙なところで、正直4位と5位と6位は同順位でいいレベルなんですが、こう、コンテンツを巡るゴタゴタをお出しされて「うわぁ……」となった分、スパイディが不利になったのは否めないです。最も6位はもうちょっと酷い理由で減点されているので大目に見て戴きたく……

 

今回はヴィランが実にいい感じでした。ああいった敵は割と好みです。あれ、仮にストレンジ辺りが呼ばれてしまっていたり、フューリーが本物だったらあの時点で詰んでいたことを考えると幸運値が大分高いヴィランだなぁ、と。最後っ屁のやらかしも洒落にならない部類ですし。好き。

 

第6位【シャザム!】

映画は面白いです。サクッと軽い気持ちで観られるヒーロームービー。繰り返しますが映画は面白いです。

 

あの企画と予告編が無ければ尚良かったと思います。私は佐藤二朗氏は幼獣マメシバの頃から「おっ、この人いいよね!」と思っている役者で、氏を目当てに執事 西園寺の推理を見ていたレベルなのですが、それでもあの予告編は割とキツかったので……来年の劇場版ねこねこ日本史にも佐藤氏の名前がクレジットされていますが、福田監督さえ関わらないのであれば観に行こうと思っています。

 

愚痴ばっかりになってしまいましたが、映画は面白いです。(2回目)字幕派で良かった。

 

第7位【アラジン】

実写版と和解した、もといディズニーとの和解に成功したというごく個人的な成功体験を除いてもいいアラビアンファンタジー映画です。ラブロマンスではなく、アラビアンファンタジー映画。ポリティカルコネクトレスを意識して創ってはいるのでしょうが、鼻につかないレベルです。(個人の意見です)

 

アニメ版からキャラクターの改変や場面の変更がありますが、「話をそう動かすのならば、まぁ、そうなってもおかしくはないよね」という納得があるので。アニメ版鬼滅にはその納得が無かったので。

 

でもジャファーも歌うべきだったと思いますよ。(真顔)

 

第8位【名探偵ピカチュウ

明智のパンケーキ発言にピンと来た人なら、エイパムが襲い掛かって来た時にピカチュウが叫んだ言葉を聞いてこの映画のラストが大体想像できるのですが、予想も期待も裏切らないクオリティでポケモンのいる世界を構築することに成功した本作の前では「結末が予想できる」ことなど些末な問題でしかないのです。むしろアブソルが出てこないことが問題なんだよなぁ……次回作ではアブソルを出して欲しいです。あんなに美しくてかわいい生物をスクリーンで見られないのってエンターテイメント業界の大きな損失じゃありませんか?画面にちょっと映すだけでもいいんです。ガーディみたいな感じで。いや、設定上それだと問題があるんですけれど……ぐぬぬ、しかしアブソルの出演を諦めたくないでござる。

 

というレベルで通常は「実写版に出ない方が勝ち組だろ」みたいな風潮が産まれるところを打ち破り見事に不可能を可能にした今作。続編待ってます。

 

蛇足:ライアン・レイノルズをキャスティングした時点で「勝ち」確だった気もします。

 

第9位【ゴジラ キング・オブ・モンスターズ】

監督と推しカプが違うのでこの順位です、というのは冗談ですがモスラにはバトラだし、ゴジララドンは力を貸してくれるでしょ派としては「でも、この映画の怪獣たちは違うねんな……」となんとか飲み込めるレベルで世界が構築されているので、ムートーよりはまぁ……うん……

 

それはそれとて怪獣が大暴れするのを観るのが大好きなので好きな映画ではあります。因みにマイベストゴジラはVSビオランテです。(面倒くさいオタク)

 

第10位【ジョーカー】

HELLO WORLDも良かったし、グリスの満足度も高かった。

柴公園は柴犬が出ていたし、スパイダーバースだって面白かった。

 

でも2019年に自分のベスト10を出すならこの映画は外せないんじゃない、ということで自動的に10位にランクインしたジョーカーです。2019年、最も自分と世間で評価の違う映画でもあります。ホアキン恰好いいよね。

 

正直なところ、この題材でやるのであればジョーカーである必要はあんまりなかったと思っています。アメコミの有名所でももっと監督のやりたいことにマッチしているタイトルを幾つか挙げられます。映画自体のクオリティは高かったけれども、それこそDCのタイトルを借りないでオリジナルだって良かったと思っています。

 

が。ホアキン・フェニックスのジョーカーが良かったので……つい……人間、魅力的なものには逆らえないですよね。仕方ないです。

 

 

 

ということで今年の映画ベスト10を並べたのですが……分かってはいましたが偏りが酷いですね。まぁ、娯楽ぐらいは自分の好きなものを選んで生きていきたいので仕方がありません。