裏声で歌えマズルカ

漫画とかゲームとか

SQ.2020年3月号ワールドトリガー感想

 

「お待たせしました」

 

第191話「弓場隊④」

 

【強者強者強者ァ!】

今回、それぞれの視点から二宮と遊真、弓場ちゃんという別ベクトルの強者たちが描写されていたのが実に最高でした。少年漫画の読者は強キャラに弱いんです。

 

強者側だけでなく、弓場ちゃんのチンピラキックを受けてなおしっかり仕事を果たす辻ちゃんも最高でした。冒頭の1ページの1コマ以外はワイヤーしか出ていないオッサム、警告で弓場ちゃんをアシストするののさんとカバー側の能力も描かれているのがまた。考えてみれば、ののさんは4人体制の弓場隊を捌いて上位を保っていたのですから、能力が低い訳がないんですよね。当然の帰結。最高です。

 

 

【からの諏訪さん】

まさかの。

 

言われてみればガンナー且つ二丁持ちで真っ先に名前が出てきてもおかしくない方なのですが、なんかこう二丁ガンナーだと来馬先輩が先に出てくるタイプの読者なので素直に吃驚しました。

 

しかし諏訪さん、二宮や加古さんといった化け物もといエースとほぼ同期なのにB級中位で腐らずにやっている上に社交性もあり後輩が追い抜いて行ってもミスターブラックトリガーを任されており……完璧超人か何かですか?だからこうしてナタデココにするね……されたのかもしれません。邪推。

 

おまけに策を練ればアタッカー4位を完封可能……冷静に考えるとイコさん並に凄い人ですね。問題は弓場ちゃんと並ぶと画面が完全にチャンピオンとかマガジンのそれだということ位でしょうか。シューマッハゲットバッカーズ無敵看板娘くらいしか読んだこと無いのですが。後はサイコメトラーEIJI金田一MMR……結構読んでいました。反省。

 

【レッツゴー!覚悟!】

こんなん弓場ちゃん”想い”を”背負”っちゃってるじゃん……という顔をした弓場さんですが残念この漫画は気持ちの強さは関係ないんです。カンダタが抜けた事で順位を落とすことを気にしている、と言及されていた時点ではまだこんなに抱え込むタイプだとは思いませんでした。そうですよねぇ、チームメイトが役割を果たしたんですから、”頭”の覚悟を見せない訳にはいかないですよねぇ……(近付く二宮)

 

生駒旋空にしろ、スコーピオン乱反射にしろ、持ちうる手札でやれることをやっていくランク戦。鎬を削った先にある決着が楽しみです。