裏声で歌えマズルカ

漫画とかゲームとか

好きな漫画(完結済み) ベスト10

 

根が素直なのでキラメイジャーのグリーンとピンクにワクワクしています。いやぁ、1話から欠かさずにミス・パンダを観ていたのでついTVの前でガッツポーズをしてしまいました。横浜流星が眼鏡でパルクールするドラマを信じていた甲斐がありました。佐藤二朗氏も出演中です。やはり朝加圭一郎は最高。分かり切っていたことです。

 

と言う訳でスーパー戦隊MOVIEパーティーを観て来たフワッフワした多幸感に包まれ続けるために、2020年2月10日現在時点で完結済の私の好きな漫画ベスト10を挙げてみようと思い立ちました。完全に私見と好みで決めていますのでジャンルは偏っています。

 

1位 『遊☆戯☆王』 高橋和希

 

「好きな漫画」というよりは「人生を支配された漫画」と言った方が正しいかもしれません。遊戯王からTRPGに入り、遊戯王からエジプト神話に入り、遊戯王から遊戯王OCGに入り、遊戯王からアメコミに入り、そして未だに何処からも出られていませんし出る気もありません。心がいちばん柔らかい時に読んだ漫画に人生を支配されています。

 

尚、紙のカードで決闘派なので松坂桃李との対戦は多分一生出来ないなぁ、と思っています。決闘リリイベとか事務所が許さないでしょうし、ジャッジが来ないでしょうし。無念。

 

2位 『うしおととら』 藤田和日郎

 

好き。(直球)私が妖魔夜行百鬼夜翔に手を染めた原因にして妖怪関連の知識の源でもあります。遊戯王の時点でバレているとは思いますが、バディものに物凄く弱いのでお手本のようなバディもの少年漫画には刺さる所か抉られる勢いで弱いです。

 

それはそれとして、一時期狂ったように鏢さんフォロワーみたいなPCを量産していました。好みがモロバレという奴です。

 

3位 『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』 荒木飛呂彦

 

ジョジョで1番好きなのは5部です。(鉄の意志)因みに今回は同作家の作品はカウントしないよ方式でベスト10を作成しているので7部と3部は入っていません。ご了承下さい。別に人が死ぬから好き、と言う訳ではありませんが、短い期間でギャングたちが命を散らして、何を遺していくのか。苛烈で美しい話だと思っています。

 

後は、思春期に読んでいた漫画なので「自分にスタンド能力が発言したらジョイ・ディヴィジョンって名前にしよう!」と思っていたところに小説版でお出しされ、スンッ……となった苦い記憶もあります。今はマルーン5にしようと思っています。

 

4位 『魔人探偵脳噛ネウロ』 松井優征

 

作中で描かれたものをフルに使用した漫画、というものがどれ程の爽快感と「そう来たか!」というしてやられた感を読者に与えるかを教えてくれる推理漫画の皮を被った痛快娯楽漫画、だと私は思っています。初登場時に嫌味なムーブをしたキャラクターを、そのキャラ性を保ったまま180度印象を変える技量を持つ漫画家の作品にはアンケートを入れる義務が発生します。

 

こちらもバディものですね。探偵側だけでなくXの隣のⅰでいい怪物強盗の方も含めて。だからたった1人の突然変異である新しい血族の男は滅んだ……実に美しい構図です。

 

よく鬼滅の刃ジョジョとの関連性を指摘されますが、個人的に漫画としての匂いはネウロに近いと思っています。だから長男が土下座した時から好きでした。

 

5位 『伊賀の影丸』 横山光輝

 

悩みました。三国志にするか赤影にするかバビル2世にするか迷いました。

 

最終的には己の性癖に正直になることになりました。そうです、私は公儀隠密が任務で命を散らし、有能な少年忍者が固有技ではなく手裏剣の投擲等で敵を片付けるのが好きなんです。後拷問シーンとか。馬と並走するところとか。糸一本で褌一丁になる邪鬼様とか。人間、正直がいちばんです。ジョジョ5部好きの理由が透けて見えます。

 

6位 『動物のお医者さん』 佐々木倫子

 

ハムテルとチョビのバディもの……でもなく、二階堂とのバディものでもなく。多分、純粋にギャグ漫画として愛好しています。漆原教授のキャラが強すぎるかと思えば、他のキャラクターも濃いので全体的に調和がとれているのが良いのかもしれません。漆原教授にも天敵が居るし……

 

菱沼さんは類型に当てはめられない「菱沼さん」としか言いようの無いキャラクターなのが強いですね。私の知る限り、実家の犬小屋を車で破壊するキャラクターは他に居ないです。

 

7位 『MASTERキートン』 浦沢直樹勝鹿北星長崎尚志

 

誰だって進路調査の希望欄に「保険組合の調査員」って書いただろ、とは言いませんが「僕の考えた最高にかっこいい主人公」をプロがシナリオに乗せてカチッと描写すると当たり前だが超恰好良くなる好例でもあります。銀英伝とかシティーハンターもこのタイプです。TRPGでは皆、ヤン・ウェンリーか平賀=キートン・太一をやりたがっていた時期があるんです。

 

作者の表記はこれでいいのか、ちょっと不安です。

 

8位 『金色のガッシュ!!』 雷句誠

 

「さてはコイツ有名所の漫画しか読んでいないな?」と言う事に皆様気付きつつあるとは思いますが恥ずかしげもなく有名所のバディものをお出しし続けます。実は9位とちょっと順位を迷ったのですが、9位の作品はアニメ版と評価がごたまぜになっているところがあり、ガッシュを8位に持ってきました。妖精の恰好をしたオッサンが出てきた理、主人公の友達が菓子の空き箱だったり、主人公が手に入れた超強力な能力がギャグ回で消失する王道バディものです。

 

序盤も序盤のコルルの話でグッと掴まれ、リアルタイムで連載を追っていた補正もあるかもしれませんが、やっぱり面白いです。

 

9位 『悪魔くん』 水木しげる

 

電子書籍って本当に素晴らしいよな……復刻はいい文明……と言う訳で今なら胸を張って松下一郎版を薦められる訳です。遊戯王やうしとらでオカルトに手を出した青少年は水木しげる方面に行く。この世の理以外の何物でもありません。

 

色々種類があるので、それぞれ水に合う悪魔くんを選べばいいと思います。埋れ木版もいい文明です。

 

10位 『背筋をピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~』 横田卓馬

 

今回、「アニメ・小説のコミカライズ」「大本の作品があり、そこからのメディア展開としての漫画」は諸般の事情で省いています。だからバジリスクパトレイバーも入っていません。ので、バディの形はそれぞれ、と言う事を描いている作品が入りました。バディといいますかペアですが。

 

キャラクターの丁寧な描写や、学校生活の描き方で地味に作者への信頼が積みあがっていくタイプの漫画です。ワールドトリガーに近い匂いがする、とも言います。