裏声で歌えマズルカ

漫画とかゲームとか

SQ.2020年9月号ワールドトリガー感想

 

「若者たちの未来に幸多からんことを……」

 

第198話「B級中位最終戦②」

第199話「B級ランク戦終了」

 

【すずなり!】

 

みたいなこう、一時期日本で流行したひらがな四文字タイトル的な鈴鳴第一を無限に浴びたいなぁ、という気持ちと共にお送りしております。機動戦士ムラカミが解説だから皆観戦に来たんでしょうね。仲良し。(公式)

 

ちゃんと過去に那須さんと対戦した来馬先輩が解説してくれたりとただ出しただけ感は薄い出演でしたが、無限に日常系鈴鳴第一を浴びたいんですよこっちは……多分、遠征編が始まったら機動戦士以外は出番が無くなるので……それはそれとて本筋が動くのも嬉しい、悩ましい所です。鬼滅もそうですが、キャラクターの日常描写は足りないぐらいが少年漫画では丁度いいテンポなのでしょう。一部の例外を除いて。

 

【この隊長、オールラウンダーでスパイダー】

 

いや本当にカトリーヌ才能の塊ですね。正直、VS玉狛第二(と柿崎隊)では、あんまり才能の迸りを感じなかったのですが、これは天狗になっても仕方ない強さです。マジでこんなにカトリーヌが強いと思っていなかったので、弓場隊や東隊に香取隊が対抗できるん???上位だったん???みたいに疑っていて本当に申し訳ないです。

 

前回、「結局アタシが勝手にやるしかない」と言っていた通りに勝手にやってきちんと成果を上げている……隊長兼エースですわ、これは。

 

スパイダーを主に足場ではなく足止めに使用しているのは、オッサムの最後っ屁が激烈に効いたんだな……という表情になってしまいました。あの眼鏡は大変なものを遺していきましたね。

 

今回掲載されている2話の中で1番好きなコマがカトリーヌがスパイダーで拘束された諏訪さんのトリガーを両手で押さえながら腹をブチ抜いているシーンです。超恰好いいです。次点、三人揃って仲良し鈴鳴。

 

蛇足ですが、スパイダーに嵐山隊の中で1番最初に反応しているのが木虎なのも良いですね。同じスパイダー使いで、言ってみれば木虎の系譜でカトリーヌはスパイダー使っているようなものですからして。

 

【粗にして野だが、卑ではない】

 

諏訪さん超Coooooooooooooooool!!!!

 

いや、何が格好良いってベイルアウトしながら銃口は下に向けられて相撃ちは狙えないので堤のスパイダー解除するの滅茶苦茶クレバーじゃないですか。クレバー諏訪と名乗って許されるレベルです。

 

そんでもって反省会で堅実なギャンブラーつつみんの反省を受けての最初の一言が堤へのフォローで、自分に対して「一番のやらかし」と言い切る、これは人の上に立つ器ですわぁ……日佐人は幾つかの幸運に恵まれていると思っていますが、最大の幸運は諏訪隊に居ることだよなぁ、としみじみしています。諏訪さんの背中を見て育っていくんだよ、と年に数回しか会わない親戚みたいな表情になっています。

 

ほいでもって、諏訪さんのフォローの入れ方と華さんのフォローの入れ方の違いでニコニコしてしまうタイプのオタクが私です。今回、色んな隊での対比表現が多いですよね。

 

【茜ちゃんフォーエヴァー】

 

と言う訳で引っ張りに引っ張りましたが那須隊勝利おめでとう御座います。気持ちの強さで勝った訳では無いけれども、それでも、勝って茜ちゃんが流した涙と負けた帯島ちゃんの流した涙の対比が胸に来ました。

 

蔵内さんがトリガーそのものに興味がある、というのはボーダーに居る理由として割と「なるほどなー」という感じでした。荒船さんに近いサムシングを感じます。

 

後はトノくんはその気遣い能力は社会人8年目くらいのそれやろ……みたいな気持ちになりました。東さん並の年齢と精神が釣り合っていないというアレです。

 

出穂ちゃんが那須隊に、は全然考えたことが無かったのでどうなっていくのか楽しみです。那須隊隊服の出穂ちゃん……期待。