裏声で歌えマズルカ

漫画とかゲームとか

逃げ上手の若君 第10話「逃げながら1333」

 

私は逃げ上手の北条の子だ

逃げながらなら何でもやれる!

 

【ビビバスアーカイブ延期の悲しみが原動力です】

 

心を燃やせって奴ですね。

まぁ、神企画なので年内なら普通に待ちます。命みたいにイベントの横でメインストーリー2部更新されると「頼む……せめてARBの1周年イベントが終わってから……!」となります。悲しいかな、時間と資金は有限なので。

 

【パルティアンショット!!】

 

諏訪さんが無法なので1333年の漫画なのに普通に横文字が出てきますね。やりたい放題ですねこの現人神。諏訪さんがこのレベルだと後醍醐天皇もやりたい放題してくれるんだろうなぁと自然と「ふふふ」とか言っている諏訪さんと同じ笑顔になってしまいます。

 

個人的に今回はパルティアンショットの一枚画やセンターカラーよりも落馬しそうになっている時行様に「いい……」となりました。大きな生き物に子供がしがみついたり、怪獣の掌に子供がのっているシチュエーションに弱いタイプのオタクです。

 

後は犬よりも人間の方が的が大きいというのはまさにその通りだよなぁ、という表情になってしまいました。だから狙う時は足や頭では無く胴体だそうなので、頭にきちんと当てられる技能を時行様が持っていたのは、県知事が裏切った高時様からの一矢でもあるんじゃないかなぁみたいな表情をしています。高時様が時行様の弓を見たがっていたという描写もあったことですし。

 

【未来視持ちの無法】

 

「北条の一族なら儂の前に出さないだろうから、あのガキは一体何物なんだ!?」

「未来視で正体が見破られないことは分かっていたので普通に出します」

 

こんな無法はガロプラ戦の「あともうちょっとで戦闘が終わるから戦力リソース全部出していいよ」以来ですね。あれも大分酷いと思います。最近の漫画の未来視持ちは三秒後の未来までしか見えない不動さんのことをどう思うのでしょうか。そういえばGBの作画担当者が今、戦国BASARAのコミカライズをしているそうなのですが、私は基本的に保志総一朗の声がついていない真田幸村に対する態度が「ほーん」なので読む予定は今のところはありません。例外はドラマ版くらいなものです。

 

今回、諏訪の領民たちの前で恥をかかされたにもかかわらず、その場で殺戮の限りを尽くさないあたり県知事は割と平和主義といいますか、比較的温厚な方なんじゃないかみたいな感情が無くもありません。比較的温厚な敵も特に何もしていない巫女の耳を射る漫画です。最初の敵が五大院だったのが良くないですね。まぁ、抑えている部下の人が居るので自由にさせていたら喧嘩を売っていたのかもしれませんが。

 

ちゃんと目玉から汗をかくことをツッコんでくれる部下がいたり、解説をしてくれる盛高殿がいたりするおかげで非常識ムーブが地に足をつけた状態で描ける訳です。登場人物が全員諏訪さんレベルだと胃もたれしますからして。負担。

 

【二人三脚描写が不穏】

 

「私も貴方様も力を蓄える」とか言ってる死期が既に漫画内で告知されている諏訪さんがいるらしいですね……しかし、自分の死に場所の名前を時行様に偽名でつけるのはどうかと思いますよ。

 

個人的には「神も人も在ると思えばそこに在り」はひっくり返すとうみねこの六軒島爆破しちまえば黄金郷の完成だヒャッハー!になるよな……となりました。ひっくり返す前は良かったんです。魔女はいるし魔法はある。愛が無ければ視えない。

 

うみねこの話はともかく、センターカラーを見るに時行様の意匠に多分鳳凰が入っているとは思うのですがコレがエド・フェニックス方式で「法皇」とかけられていたらちょっと渋い顔をする羽目になりそうだと覚悟はしておこうと思います。

 

蛇足、といいますか面倒くさいので各自「エド・フェニックス アルカナ 法王」とかで検索して頂ければエドフェニ方式に関しては理解して頂けると思います。まぁ、錬金術モチーフのひとつの作品がタロットの話をしない訳が無い、と県知事の脳内CVが子安武人のオタクが嘯いておこうと思います。