裏声で歌えマズルカ

漫画とかゲームとか

SQ.2021年12月号 ワールドトリガー感想

 

「ほな よろしくお願いします」

 

第214話「遠征選抜試験⑫」

第215話「遠征選抜試験⑬」

 

【おぎぬま先生 連載お疲れ様でした】

 

正直、ギャグマンガ日和GBの次にSQ.で好きな漫画が終わってしまい悲しみを噛み締めています。ロボに変形する館トリックとか、犯行の一部始終を見ている巨人探偵とか割と好きだったので……個人的にはロボ探偵が好きです。

 

【水上敏志 お前お前お前~~~】

 

戦闘がゲームっぽいな、という感想が頭に浮かんだ時点で半崎の反応を見たかったのですがラスト2ページで何もかも吹き飛びました。誰ですか、みずかみんぐを生駒隊から出そうって言い出したの。ボーダー上層部かぁ……じゃあ仕方がありませんね。といいますか、この男、ボーダー上層部といいますか、遠征選抜試験で評価をちゃんと貰うのが最終目的では無く、「は?俺は生駒隊以外に馴染む気は1ミリも無いんだが?」というのを世界に見せつけるのが目的まであるんじゃないでしょうか。

 

そうですね、将棋もアドバンスド・ショーギ・ゲームですね、みたいな表情になりかけましたが、駒それぞれの特性といいますか、出来ることが違うのは完全にチェスや将棋のそれですね。問題は水上9番隊の駒こと他の臨時隊員は人間で、人間はそれぞれ価値基準や考え方が違うのでそこを勘定して動かなければいけないことなんですが。見てみろ!アスラン・ザラを!アイツをスペックだけで判定すると大体痛い目を見るんですよ!劇場版SEEDめっちゃ楽しみです!

 

アスランの例を出すまでも無く、これ、露見した瞬間に滅茶苦茶揉めそうな案件で、それが予見できないみずかみんぐではないと思うのですが、「皆”頭が良い”から(得点を上げる為の行動である旨を理解できるから)大丈夫やろ」と若干人間の心を舐めてかかっているのか、はたまた上層部に「俺は生駒隊の外に出されたらこう動く男です」と大声で喧伝しているのかはたまたその両方なのか、分かりません。人間が理性と計算だけで動く生き物だと思っているのか水上敏志……それとも人間の理性と計算高さを信じているのか水上敏志……合理に寄り過ぎてない?

 

案外、今まで出て来た隊長に居なかったパーソナリティではありますが、思春期メインの少年少女を組ませてこんな奴が隊長に立てるか、というのが素直な感想ではあります。結論。

 

マジマジのマジでみずかみんぐが最初に隊員たちに方針を説明しなかったのは彼は臨時部隊の隊員ではなく、ボーダー上層部相手にしているからなのでしょうか。この男をイコさんの横から引き剥がすのは悪手以外の何物でもないな……という気持ちになれました。

 

ソードワールド完全版でもあったアレ】

 

TRPGでちょくちょく見る速度順に行動を処理するが、何をするかはターンの頭で宣言しておく奴ですね。神官が行動順を最後に回して前衛にキュアー・ウーンズを唱えて置いたり、ファイターが接近してきた敵を殴ると宣言しておくアレです。葉子ちゃんも言っていますが、ゲームシステムとしてはシンプルですがこなれていない感はあります。

 

諏訪さんの「いけそうか?三雲」は二宮さんに「何か案出せ」と振ったのと同じプラス、玉狛第2が遠征を目指しているのは周知の事実なのでオッサムに得点を稼ぐチャンスを与えたという事でしょうか。諏訪さんの視点だとその辺りまで見えていそうです。故に停電前に言いかけていた推測が気になります。

 

ゲームは動かしてなんぼ、というのは全くもってその通りだと思います。新しくデッキを組んだらとりあえずは動かしてみないとなんともならないですからね。尚、ある程度試運転してもどうにもならなくてガンドラXが使いたくて組んだデッキから最終的にガンドラXが抜ける、みたいなことがちょいちょいあります。悲壮。

 

【ヘルプユニットは風間さんで】

 

まぁ、感情面もあるでしょうが狙撃手3枚とかいうパーティ構成で狙撃手を寄って来て狩ろうとする相手を取るな風間さんが最適解の様な気もします。カメレオン持ちですし。太刀川さんはファイターなので、シャーマン/シーフの風間さんの方が寄って来た相手を狩りやすいんじゃないかと。インビジリティも攻撃の瞬間には解除されますし。

 

個人的にこのゲームやってみたい気持ちがないと言ったら嘘になりますが、動きが滅茶苦茶もっさりしたものになりそうだったら遠慮しておこうと思います。概ね、「ワートリキャラでシャイニング・ブレイド(尚、歌は無い)」みたいなゲームだと理解をしています。ただ、相手もAIではなく手動といいますかPVPになるのでしょうか。

 

出来ればスマッスボーダーズみたいに自分で部隊を作れると嬉しいですね。