裏声で歌えマズルカ

漫画とかゲームとか

平成を私物化しがち

 

もう公開から1週間経ったしネタバレしてもいいかな、の気持ちで劇場版 仮面ライダージオウOver Quartzerの感想をネットの海の放流しようと思います。そうでもしないと白倉プロデューサーへのお気持ちラブレター怪文書を綴らない自信が無かったもので。

 

今作は一言でいうのであれば「平成」、自分なりの言葉でまとめるなら「今まで好き放題に平成ライダー殴っていたオタクへの強烈なライダーキック」となります。因果応報。夏の劇場版を見に行くレベルのオタクにほど良く効くライダーキックが待っています。

 

なんで「オタク」に限定されるかというと、ジオウの本来の対象年齢層が多分知らない人が檻の中に収監されているからです。仮面ノリダーを知っている未就学児童がどれだけ日本に居るのか甚だ疑問なのですが、常盤ソウゴに「お前は選ばれた、俺は選ばれなかった」というメッセージを届けるのに相応しい人選だったのがまた腹立たしいです。やはりお気持ちラブレター怪文書を書くべきかもしれません。やりたい放題か平成ライダー

 

蛍火じゃなくてクウガを選ぶところに若干最後の一線を感じたり、まさか出てくるとは思わなかったブレンやGに「なんでもアリか」みたいな気持ちになれるので東映にライダーキックを入れられたいオタクは行って損はしないと思います。2回観に行って2回溢れ出る平成ライダーで笑いました。平成ライダーの懐が深いのか、オタクの業が深いのかは議論の余地があると思います。ゲストが剛だけに。

 

我が魔王に関しては、私は悪魔くんが好きなので普通に肩入れしているよ、とだけ述べておこうと思います。劇場版を見た後だと主題歌がウォズのキャラクターソングにしか聞こえなくなるバグが発生したりしますが、まぁ、些細なことです。過去の意志は嘘では欺けないので。