裏声で歌えマズルカ

漫画とかゲームとか

世間と私で評価の違う漫画 ベスト10

 

松坂桃李の結婚と結木滉星の誕生日がおめでたいので、こんなのブログ書くしか無いでしょのテンションになりました。が、ARBの新イベントは未だ走り終わっていないので、私に「殿、結婚」の一報をくれた友人が過去に「お前が好きな漫画、10年に1回くらいの頻度で跳ねるよな」の箴言をくれたことを思い出し私と世間で評価の違う漫画を並べてみようという気分になりました。

 

尚、今日はおめでたい日なので世間よりも私の中での評価が高い作品のみを並べていこうと思います。おめでとうございます。

 

 

1位 『ディアボロのスープ』 岡崎純平

 

実はメギド72が流行した時に、ディアボロのスープが再評価される日が来たのではないかとワクワクしていましたが、そんなことはありませんでした。まぁ、マギがアニメ化された時にゲヘナのプレイ人口増えるでしょ!と期待したら1ミリも増えなかった過去もあったので諦観を噛み締める程度で済みましたが。無常。

 

落ちこぼれの魔女の上で村人たちが自殺し、敵国の兵士に死体の山を焼かれた跡からほおりが出て来たのは完璧な1話だったし、タイトルも回収していたし、女の子は可愛かったし、面白い漫画です。

 

 

2位 『イフリート ~断罪の炎人~』 吉田正紀

 

連載終了時に「マジでサンデーとは価値観が合わないな……」となった漫画。そんなんだから久米田先生に逃げられるんですよ。(無根拠の罵詈雑言)

 

あまりに好き過ぎてダブルクロスデモンパラサイトでこの漫画をモチーフにしたキャンペーンを遊びました。人体実験の被害者が仕置き人になって世の中の悪に鉄槌を下すキャンペーンは大体のTRPG者が好むシュチュエーションなので……

 

絵柄もクセが無く、話は王道、キャラクターもチャーミングな漫画です。サラマンダーのキャラクターを作成した時に好物を冷やし中華に設定しがちです。

 

 

3位 『ツギハギ漂流作家』 西公平

 

いやマジで。

 

世間での扱いちょっと酷すぎると思うんです。全3巻定価で購入した私の話を聞いて頂きたい。ネクロニカのような「文明が滅んだ後の世界」を描く漫画のスタンダードになる位のポテンシャルは確実にあったと思います。マジに。

 

後はそうですね……私がハンターハンターを全く嗜んでいないオタクなので相対的に世間より評価が高いというのは否定できない部分はあるとは思いますが、レベルEのエイリアンの話と序盤の生物の話をパクリ扱いするのはちょっと雑では、と思っています。単行本に収録されている読み切りも読み易くていいと思います。

 

 

4位 『阿佐ヶ谷Zippy』 岩佐あきらこ

 

もうちょっと手広くメディア展開できる傑物では、と思っている内に20年近い歳月が過ぎていきました。でも今や大リバイバル時代なので、アニメ化の弾としてどうですかスクウェア・エニックス、とも思っています。

 

メディア化という点に関して言うのであればコーセルテルの竜術士物語なんかもそうですが、ガッチガチにハイファンタジーやっているあちらよりは現代退魔ものでコメディ寄りのこちらの方がメディア展開しやすいんじゃないかな、って……ケルトの神がプールのタイルの数を数えてくれるし、竹輪の穴には何かが入るタイプの愉快な漫画です。

 

 

5位 『球場三食』 渡辺保裕

 

グルメ漫画ってもうちょっと、こう、なんといいますか忖度して扱われるはずじゃない?みたいな表情になる漫画です。

 

おそ松さんの十四松経由という端折ると何も伝わらない切欠で読み始めた漫画ですが、正岡子規が扱われているので真面目に新刊が出る度に予約していました。今となっては、コロナ前の球場の雰囲気を描いている資料としての価値もあるのではないでしょうか。

 

主人公の全ての球団のファンクラブに入っている、という姿勢は嫌いではないです。仮面ライダーだけ追っていても、国内外の特撮を無節操に追い続けていても、どちらも特撮オタクですからして。後、東京ドームシティでご飯を食べる時にはなんとなくこの漫画のことを思い出します。……行きたいなぁ、キラメイ公演。

 

 

6位 『遊戯王 Dチーム ゼアル』 友永晃浩

 

ズババ最強ジェネラル付けて早く単行本を出せ。

 

 

7位 『思春期ルネサンスダビデ君』 黒木雄心

 

最初、ちょっと心無いことを書こうかと思ったのですがおめでたい日なので止めることにしました。とにかく女の子が可愛い漫画です。同時期のジャンプの可愛い女の子がいる漫画が沢山あった事を除けば、立派な武器になったと思います。

 

美術関連の小話では無く、学生生活、恋愛関係を軸にしていったのは掲載誌を考えるとそうなるよね、というお話なので、個人的なびじゅチューン方面に舵を切って欲しかったという願望を押し付けるのは無粋かなぁ……というのが落としどころです。そっち方面でも問題無い漫画だったと思っていますが。(真実の口先生の方を見ながら)

 

 

8位 『曇天・プリズム・ソーラーカー』 村田雄介 太田垣康男

 

割と真面目にタイトル通り世間と私で評価が違う漫画です。青春ジュブナイルとして良作だと思っています。作品のリアルに重い部分への説得力が作画担当の筆力でしっかり表現されていて、お互いの長所を引き出せる原作・作画の揃った漫画だと思っています。

 

後は絶望先生もそうですが、表紙の質感が独特といいますか、この作品に合っていて紙の本で持っておきたくなる作品です。キャラクターも良いし、話は王道青春もの、非常にオススメの漫画です。(この漫画をすすめている人間は斬とムッツリ真拳を定価で全巻買いました)

 

 

9位 『閉ざされたネルガル』 あるまるみ

 

私的「こんなに卑屈な単行本の帯を見たことが無い漫画」1位です。中身はそれなりにちゃんとしたハイファンタジーです。嘘は言っていません。

 

……この作品に関しては世間と私で評価が違う理由を薄っすら把握はしています。が、私はデトロイト・メタル・シティを読んだことが無く、これから読む予定も無いので世間と私で評価の違う漫画の本棚にこの漫画を乗せておきます。リバイバル版は触れていないので言及は避けます。

 

 

10位 『秘密警察ホームズ』 立神敦 犬木栄治

 

おかしくない?K-1ダイナマイトの男装っ娘の話やPaPiPuペットのシーツで昆虫を捕まえる話は同年代に通じるのに秘密警察ホームズの詐欺男に冤罪をかけようとしたお爺ちゃんの話とか犬木屋のビーフシチュー(値段失念)の話が通じないのはおかしくない?という長年の疑念と共にランクインです。クラッシュバンディクーのコミカライズより知名度が低いと知った時には真顔になりました。

 

因みに現在のコロコロコミックで好きな漫画はリッチ警官キャッシュ!です。コミックアニメもあります。凄い嘘吐きそうなCVですよ。